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2012年2月17日 (金)

僕はビートルズが壮大に失敗した件について

モーニング今週号にて最終回。
ちなみに、前回は
『この世界は単なる過去ではなく、パラレルワールドだったんだ~』というところで〆。
そして今回の最終回は・・・

みんなそれぞれ酪農や喫茶店やって人生重ねてきたよでも年に1回ライブやるよ。おしまい。

ぜ、前回の話が全然生きていない・・・orz
この『僕はビートルズ』、なんでも漫画新人賞の優勝作で、これを原案としてかわぐち かいじが連載する事になったんだそーな。

ビートルズのコピバンにして、テクは本家を凌ぐバンド、ファブフォー。
ある事がきっかけで、ビートルズがデビューする前の1961年にタイムスリップ。
いろいろあって、まずベースとリードギターの人が『抱きしめたい』『イエスタディ』でレコードデビュー。
理由が『うちらがビートルズを演奏すれば、これからデビューするはずのビートルズは新曲を出すはず。それを聞きたい!』
で、結果。
日本どころか英国でも大ヒット。衝撃を受けたビートルズは解散。この世界からビートルズが消えてしまいまいしたとさ。
かくて、ファブフォー全員がそろい、こうなったら俺たちがビートルズを務めるしかねぇ!と活動してゆく。
その活動の影響は世間に現れ始め、日本におけるGSのはじまりのきっかけとなった・・・。

と、ここまではまだ良かったんだ。
ここから話は迷走を始める。まず、アルバムを出そう!ということでアルバム『FAB4』発売。
この内容が
A1、抱きしめたい         
A2、アンドアイラブハー
A3、アイソウハースタンディングゼア
A4、イエスタデイ
A5、アハードデイズナイト
A6、シーラブズユー

B1、ヘルプ                 
B2、ノルウェイの森
B3、サムシング
B4、ウィズアリトルヘルプフロムマイフレンド
B5、サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
B6、レットイットビー

いや、ワタシ、ビートルズ詳しくないですけどね。そのワタクシですら『?』となる曲セレクト。
アルバムって、コンセプトや作成者の想い、その当時の空気なんかを反映するもんだと思うんですがね。
単に代表曲もってきましたって。あーた、その後どうするの?ビートルズになりきるんじゃなかったの?
ちなみに、このセレクトに対する2ちゃんビートルズ板の反応は・・・

>ベスト版というより寄せ集め&駆け足で解散するよ版・・・

特に、ビートルズに詳しくない私ですら謎なのが
B5、サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド、これ。
1961年にコレ持ってきて、理解されるんだろうか?これ単体で理解されるんだろうか?

さて、アルバムがバカ売れしたファブフォーは、とうとう世界初のスタジアム・ライブを成功させ、とうとうロンドンの音楽フェスに鳴り物入りで参加します。
そこでも成功収めたものの、なんと最後に飛び入りで参加したバンドがビートルズ。
なんでもマネージャーのエプスタインが叱咤激励して、ビートルズは立ち直り、この世に復帰したのでした。
そして、生でビートルズを聞いたファブフォーは
『君たちに歌を返すよ』
といって解散。
その後はメンバーはそれぞれ音楽と違う道を歩み、ファブフォーは世間から忘れさられ、最終回を迎えるのでした・・・・・・。

って、おい!

1:世界初のスタジアムライブを成功させ、1961年の段階で日本人がロンドンでライブを成功させたバンドを、世間が忘れる訳がない!どう考えてもJ-POP史上最大のミステリーのできあがりです本当にあり(ry

2:名も知らぬ東洋人から、未来の曲をパクッっちゃった、てへぺろごめん返すね、されたのだぞ?ビートルズがその後ヘルプやサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド作ると思うか?つまり、この世界からビートルズのアルバム2~3枚は消えたんじゃなかろうか?

3、ビートルズが消えたと思ったら、ちゃんと復活しましたよかったね、じゃなくて、アルバム2~3枚消しちゃいました、の世界ができました。。。って余計悪化しとるわ!

どうも大人の事情による打ち切り説が濃厚ではありますが、綺麗に収められなかったんかと小一時間問い詰めたい。
いや、久々に壮大な、結果悪ければ全てダメという駄作を拝見させていただきました。

【追記】小学校からの腐れ縁の友人の奥様のお父様は大のビートルズファン(リアルタイム世代)だそうですが、是非とも本作を全て読みきった上での感想を聞いてみたいものです。

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コメント

「僕はビートルズ」は本当に納得いかない終わり方だったのでがっかりしています。

ビートルズが姿を消した際に、彼らの全てを伝える義務が自分たちにはあると決意し、四人が再結集したのは何だったのか?

解散しなかったビートルズが現れたとしても、彼らと世界のトップチャートで争うというマコトの夢はどこに行ってしまったのか?

8巻あたりから異常なほど物語が完結に向かっていくのが見えてきて不安だったのですが、見事不安が的中してしまったので本当に残念でした。

個人的には、ビートルズは解散していなかったけれども、知られている曲を一切出さなかったので、ファブフォーがその曲を伝えるなどのストーリーだったらまだまだ物語は続いたのではと考えてしまいます。
213曲すべてを伝えて、彼らは現代に戻るとか。

これほどがっかりさせた作品って珍しいんじゃないでしょうか・・・・。

投稿: よっしー | 2012年2月18日 (土) 00時27分

>よっしーさん
いやもう、本当に同意です。
ただ、多少なりとも擁護させていただきますと
打ち切りの可能性はかなり前から伝えられていたものの、決定したのは最終話直前だったのではないか?と感じています。
というのも、ファブのマネージメントをエプスタインが申し出るところや、ビートルズはまだいるのかいないのか?とか、エプスタインにファブのマネージメントをさせたら飼い殺しされるんじゃないか?とマキ社長が心配するところなど、最終話直前でも伏線を貼りまくってます。
話をどうにでも転がせるように進めていたら、すぐ打ち切り!となってどうにも修正できなくなった、という感じがするのですが、いかがでしょうか。
とは言っても、あの最終話はねぇwww
すがすがしく

『ファブフォーの活躍はこれからぜ!』
応援ありがとうございました。かわぐち先生の次回作にご期待ください

と投げっぱなしの方が良かったかもしれませんw

コメントありがとでした!

投稿: ulysses | 2012年2月18日 (土) 22時48分

この話の一番まずいのは、アルバム100万売ってスタジアムやってイギリス行って「もう行くとこまで行くしかない」緊縛感漂わせ話を展開させたのに、ビートルズとあった途端全てチャラにして引っ込んでしまった点だと思います。今までの責任は?本人たち呑気に普通の生活された日には何だったんだあの決意の日々は?結局伝えたいテーマもなく、思いつきのアイディアのみで書いてしまい誰も話をまとめようとしなっかたのが納得いきません。せめてジョン暗殺阻止くらいは歴史変えようよって感じでした。

投稿: 秀 | 2012年2月19日 (日) 09時02分

>秀様
ほんとですよねー。
ビートルズが消えたとわかり、
『今日から俺たちがビートルズになるしかないんだ!』って悲壮感はどこへやら。

>ジョン暗殺阻止
まったくです。生でビートルズが見れたからあとはどーでもいいんでしょうかね。

コメントありがとうでした!

投稿: ulysses | 2012年2月20日 (月) 23時43分

え~っと、
大のビートルズホリックのウチの父に感想を聞いたことはありませんが、
実家のトイレに揃ってますw
今度実家帰ったら聞いてみますね~てへぺろw

投稿: みっくす | 2012年2月22日 (水) 23時58分

>みっくす様
是非とも最終巻を読ませてから聞いてくださいね。
あ、あのアルバム構成でもいいかw

コメントありがとでした!

投稿: ulysses | 2012年2月23日 (木) 20時06分


 検索でたどり着きました。

 僕も「僕はビートルズ」の感想をブログで書いたのですが、やっぱり厳しい内容になりますね。
 ビートルズの大ファンだったのも災いしたかなーと(笑)

 思ったのは、61年の時点でビートルズは、アイソーハースタンディングゼアは持ち曲であったはずなんだけど、ってことですね。
 

投稿: アツ | 2013年6月 2日 (日) 15時09分

アツ様
連載後半からは色々大人の事情があったようですので、仕方ない面もあるのかもしれませんが、
最後のグダグダはフォローのしようがないかと思います。

>61年の時点
すいません、偉そうに批評書きましたが、あんまり詳しくないのです>ビートルズ。
でも、その手の矛盾(というかリサーチ不測)は山のようにあるそうなので、むしろそこを楽しんだ方がいいかもしれませんw

コメントありがとでした!

投稿: ulysses | 2013年6月 3日 (月) 01時13分

私は54歳のビートルズファンです。私が小学校2年の時にビートルズが来日。この年の6月は初代ウルトラマンやマグマ大使のカラー放送が重なり、大人から子供まで大騒ぎの年でした。さて、「僕はビートルズ」ですが、おしかったですね。原作者が唯一、ビートルズを理解しなかった点は、音楽以外の彼らの人間性でした。ビートルズの表情、言動、ルックス、声など、これらが融合されて真のビートルズが完成されます。黄色人種の日本人が彼らの物まねをしても、ジョンやポールが躊躇するほどの魅力が出せたのでしょうか。例えるなら、美空ひばりのデビュー前にレディガガが「悲しい酒」を歌ってもい話題にはなりますが大ヒットをするとは考えにくいのと同じです。「僕はビートルズ」も、ビートルズよりも先にデビューするも全くヒットしなかった・・という設定で進めた方がよかったのではないか。おじさんの感想でした。

投稿: スタソポーロ | 2013年6月10日 (月) 09時31分

>スタソポーロ様

ほぼリアルタイム世代ですねっ

>日本人が彼らの物まねをしても、ジョンやポールが躊躇するほどの魅力が出せたのでしょうか。

なるほど。
それもそうですよね。

>ビートルズよりも先にデビューするも全くヒットしなかった・・という設定

原作を見たかわぐちかいじ先生がほれ込んで書いた漫画ですので、ひょっとしたら原作はそうだったのかもしれません。噂ではかなり衝撃的なストーリーだったらしいですから。

この作品、駄作呼ばわりしてしまいましたが、10年後には
『奇作』『迷品』扱いになっているかもしれませんねw

コメントありがとうございました!

投稿: ulysses | 2013年6月10日 (月) 23時33分

検索でたどり着きました。
連載時は蕎麦屋で拾い読みする程度でしたが昨日友人から借りて単行本読んでみました。
メンバーが揃うまではそれなりに楽しめましたが、9~10巻の無理やりな終わらせ方に呆れました。
9巻のあとがきで原作者が原作と違う展開になったと読んで妙に納得。
でもこれでは原作では無く原案ですよね。
ジパングもラスト酷かったですがこれはそれ以上に酷かった。
アルバム収録曲も酷いの一言。コンセプトアルバムとして活きてくるはずの曲をごった煮状態でぶち込むのはビートルズの偉業に対する冒涜としか思えませんでした。
単行本では著名なビートルズ研究科の方がすいぶんこの作品持ち上げてましたが本心なの?と、疑いたくなります。

投稿: こち | 2013年6月22日 (土) 14時43分

こち様
確かに酷い終わらせ方ですが、今となっては途中からの迷走ぶりを楽しむ作品かもしれませんw

>ビートルズ研究家
おそらく初期プロット案か1~2巻だけ見せて感想求めたんじゃないですかねぇ?
確かに面白そうなんですよねぇ、最初だけはw

コメントありがとうございました!

投稿: ulysses | 2013年6月24日 (月) 02時44分

細かいとこだけど、一番がっかりした絵は、塗装を終えて帰ってきたリッケンバッカーにすでに弦が張ってあったこと。これは臨場感をそいだ。

投稿: zep2 | 2016年5月31日 (火) 14時08分

zep2様コメントありがとうございます。

まさか4年前の感想にコメントいただけるとはw
「僕はビートルズ」人気ありますねぇ。
そもそもビートルズは世界中にマニアがいるわけで
せめて専門家の監修がついてれば、こんな怪作にならずすんだのでは?と思います。
もっとも、その「怪作」っぷりが本書の魅力でもあるのですが。

投稿: ulysses | 2016年6月 2日 (木) 23時16分

ビートルズをきいていて、そういえば、
昔、ビートルズの漫画あったけど
あれって結局どうなったんだろう、、、と
思って検索したところ、たどりつきました。

私が、読んだのは雑誌で、
新連載から、1巻分いくかいかないか、だったのですが、
まさか、最終的にそんなオチ!だったとは、、、

で、コメントは特に書くつもりはなかったのですが、(古い記事だったので、)
コメ欄をみたら、まさかの最近!!だったので
書いてみました。

僕はビートルズ が、人気ではなく、
やはり、ビートルズとかわぐちかいじが
人気だからではないでしょうか?!(^m^ ;)

投稿: くまっくま | 2016年6月 4日 (土) 15時55分

くまっくま様
コメントありがとうございます。

>ビートルズとかわぐちかいじが人気

そうかもしれませんね。
かいじ氏の作品って、ツッコミ所多数だけど
読みいっちゃうますもんね。

>最終的にそんなオチ!だったとは、、、
大人の事情による打ち切りらしいですが、当時多くの読者が「はぁ?」ってなってたと思いますw

投稿: ulysses | 2016年6月 6日 (月) 19時46分

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