てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)

2012年6月 8日 (金)

てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)その4

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ここが発令所

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ベント関連の操作盤。

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操舵席

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その操舵席後ろにあった弁。非常に見にくいが、シュノーケル関連の開閉弁らしい。

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こっちはなんだかわからない開閉装置。
なんだかわからないけど、ニマニマしてしまう。

さて、この発令所、各web記事によっては撮影禁止だったり撮影可能だったりするが、どっちが本当なのか?
答え:どっちも正解。
要は狭いので、見学者が多ければ撮影禁止にして人の流れをよくして、見学者が少なければ撮影OK、としているらしい。

さてさて、次はお待ちかね、ソナー関連。
さすがに機密なのでイメージ図、になっているのだが、元サブマリナーのボランティアのお話では『(表示は)このまんまっすねー』との事(どこまで本当かは知らんが)
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これはTMA解析のようです。左下、解析結果が正しく出たときのドットじゃないかと。

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ごめん、これはちょっと。解析結果を表示したもの・・・かな?

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画像整理するまで気がつかなかった。これ、アクティブソナーのディスプレイだと思ってたが、ちゃんと『パッシブ』とかいてるやん・・・・・・orz
ともあれ、新発見。
海上自衛隊のソナー表示は『ロシア式」だった!
ウォーターフォールディスプレイじゃないんですねぇ。サブコマで慣れてるんで、ロシア式は見にくいんですが、要は慣れ、なんでしょうか。
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で、ついでにボランティアのOB氏にいくつか質問してみました。


Q:観測は5分置きに方位を観測して、TMA解析を行うのか?
A:観測は1分置き

Q:東シナ海のような交通量の多い海域では大変だと思うが、解析はどうするのか?
A:全部解析する。あまりに多く時間がかかるようであれば、深く潜って時間をかけて解析する。

あの面倒なTMA解析を、観測1分置き、それも入ってきた音全部に、となると、サブコマをプレイしている身からすれば『うげぇぇぇぇぇlなんて面倒な』と思えるのですが、この記事を書いている現在になってからよく考えると、どうもニュアンス、というか捉え方が違うように思われます。
TMA解析を面倒な作業とは捉えていないようなんですね。
おそらく、方位をコンマなんぼで観測して、その値を解析に回して、解析装置に入力すれば、ちゃっちゃと出てしまうのではないか、そんな感じです。
サブコマは全部一人でやらにゃなりませんからねぇ。

Q:魚雷が接近したら、映画では『距離いくつ』などとやっているが、実際に距離を出すには解析せねばならず、魚雷接近中にそんな事をしている暇はないと思う。とすればソナー員に魚雷のお音と距離を覚え込ませるしかないと考えるが?
A:そんな事せんでも、これあるがな(´・ω・`)
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魚雷接近警報機(多分1000m刻みではないかと推測)

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こいつの後方担当部分がこのでっぱり。
おおおおお、なんでこいつがサブコマにねーんだよぉ!こいつがないばかりにどんだけ苦労しているかと。

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ちなみにここがフローティング・アンテナだそうです。

OBの方々も皆親切で、しかも無料。
素晴らしい施設でございました。

おまけ。
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午後1時45分で止まった艦内時計。
新谷かおるや松本零士が、巻頭か巻末のポエムに使いそうw

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2012年6月 6日 (水)

てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)その3

さて、いよいよメイン・イベント。
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あきしお((SS-579)の艦内へ。

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のっけから士官用便所と士官用シャワー室。ちなみに、最近の潜水艦はサニタリー用エア・タンクあるので臭くならないんですって。

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中部昇降筒。所謂ハッチであるが、『筒』とある以上、こう見えてどこか『筒』の構造しているはずであり、そうなればアレがあるはず、と探してみたらやっぱりあった。
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中部昇降筒ドレン弁。
だからなんだというわけではないのだが、マニアという人種はこういうところに目がいってしまうのである。

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士官用寝室。士官様でもこれである。

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調理室、ではなく士官用食器室、である。いわゆる配膳室。

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士官室。

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艦内で唯一の一人用個室、艦長室。ここでも最低限の艦の情報(進路、速力、深度)がわかるそうな。

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意外とみんな気がつかない、艦長室前にある、魚雷積み込み用ハッチ。
これって艦首にあるイメージだったけど違うのね。

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さて、発令所に入るには本来このハッチをくぐらなきゃいけないのだが、展示の都合上ここは閉鎖され、脇の隔壁がカットされて通路になっている。

というわけで、次回は発令所。

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2012年6月 3日 (日)

てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)その2

さて次のフロア~
一つ上がると、そこは潜水艦のフロア。

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くろしおのカットモデルだが、展示方法が面白い。
通路を挟んでの左右の展示で、非常によい展示方法だと思う。

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床から生えた潜望鏡。けっこうデカいもんである。

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これは嬉しい、潜水艦のバッテリー。当然というか、YUASAのバッテリーらしい。これを数百積んでいるそうな。

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サブマリナーに言わせると『素人がきたらこれ見せとけ』No.1、食堂の椅子の下の野菜収納庫。

で、ご飯
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1週間のメニュー
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拡大するとなんとか読めるけど
『山かけ』
まで出るんですねぇ・・・・
つか、絶対太ると思う、このメニュー・・・

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一般隊員用3段ベット。
1回試すだけならいいけどさ、乗組員の皆さんは2週間~4週間ここで過ごす訳で。
頭が下がります。

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潜望鏡。周囲が見えるのかと思ったら、映像が流れていてがっかり。

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OBのおじさんから『上も見てねー』と言うので見上げたら
魚雷がっ!Σ(゚д゚lll)
54式魚雷3型改1
だそうです。大戦中入手したドイツのG7eを参考にしたホーミング魚雷だそうです。
・・・?
・・・・・・・?!
ミソサザイかっ!これ。ミソサザイからほぼ直系の子孫か、これ!
おおおお。SH2ではお世話になりました。

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歓喜は止まず。
72式魚雷。
酸素魚雷をベースに戦後の技術で設計した、対艦用高速長魚雷。
・・・
さんそぎょらい・・・?!
おおおおおおお
91式魚雷の、あのロングランスのご子孫じゃぁあ!
意外と短いな。射程4万とか無茶苦茶なオーバースペックは流石に切り捨てたものと見える。

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最後が現用の80式魚雷。
ところで潜水艦とかの世界では、スクリューの形状が軍事機密なわけで、現用魚雷である以上、この展示のスクリューもダミーに変えてあるわけですが
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・・・何この形状。バカにしとんのかw
もちょっとマシなダミーつけろやwww

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今回のトリはDASH君。
短魚雷2本積んだラジコンヘリ。
『開発元のアメリカ海軍では運用上の損失が多く用途廃止になったが、海上自衛隊では本機の性能は好評であり、高い練度に支えられての運用により損失もほとんど無かった』
・・・とは良く聞く話ですが、正直、このDASHにまつわる海自の話は半分胡散臭いと思っている。
確かに魚雷投射プラットフォームとしてならDASHは優れているだろう。でもそれだけだ。各種センサーがあるわけでなく、魚雷積んで運んで落とすだけの機能しか持っていない。
通常のヘリであれば、それこそ索敵哨戒対戦に輸送に救助、なんでもOKである。
運用上の自由度は有人ヘリの方が圧倒的に有利なわけで、運用を早々に打ち切ったアメリカ海軍の方針は正しいだろう。
海自にしたって、そのDASHへの高評価はアスロックの射程を超える投射プラットフォームという点だけ評価したのでは?としか思えない。
そろそろ本音を言ってもいい頃合だと思うんですがね。
『DASH廃止になってホッとした』って。

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2012年5月30日 (水)

てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)その1

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大和ミュージアムのすぐお隣がてつのくじら館。
2000年代まで現役だった潜水艦を展示している施設って、世界でもここだけではあるまいか。

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しかしでけぇな、おい。
これでただのSS。SSNとかSSBNとかになると、どんだけデカいんだ?

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知識としては知っていたマッシュルーム・アンカー。

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で、その収納部。
アンカーレセス・・・・・・・で、いいのだろうか、この場合。

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入ると機雷だワッショイ状態。
海自の原点にして2枚看板の一つが『掃海』

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湾岸で掃海して持ってきたもの。
聞いたところによると、通常5日程度かかっていた消磁作業を48時間だかで終え、海自の練度の高さを誇示したと聞く。

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イタリア製Manta機雷

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ロシア製udm機雷

イタリア製とかロシア製とか、これも湾岸から持ってきたのか?

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こちらは掃海艇展示部門より。処分で使う20ミリバルカン。
・・・・・・対空照尺ついているってことは、対空も一応はこなすってことかね。

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処分具曳航で使うフロート。パラべーン。
下のは爆破のために凹んだもの。
この辺の展示は軍艦雑記帳とかである程度知っておくと楽しめる。

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B-29による、関門海峡機雷封鎖というか、敷設プロット図。
・・・・・・そりゃ物流とまるわ。しかも、水圧式信管で当時の技術(あろうことか開発元アメリカでさえ)では対処不能。

おまけ。
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ペルシャ湾掃海参加盾。
人を出すことによって、初めて参加各国一体となるのである。
金だけ出しておしまい、では当然参加した事にはならない。
それでも金だけ出して済ますのなら、参加全国の資金を日本一国で負担するぐらいの資金協力でないと参加したコトにはならないであろう。ま、その場合日本が経済破綻すると思うが。
・・・
ところでこの盾、湾岸の夜明け作戦(オペレーション・ガルフ・ドーン)じゃなくて砂漠の嵐作戦(オペレーション・デザート・ストーム)になっとるw
意外と左巻きの皆様、気がつかないようでw

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